熊野詣の道 
熊野の大自然
熊野の神髄
 熊野に参詣するためには、出発前数日間の精進屋に入っての潔斎、出発後は路次の祓、沿道の王子に奉幣することなどいくつかの宗教的作法が義務づけられていました。なかでも熊野詣に特有なのが、各王子への奉幣です。俗に九十九王子といわれ、その社は時代とともに栄枯盛衰を繰り返してきました。また「梁塵秘抄」によれば、王子とは熊野権現の分身だと記されています。人々が難路を歩みながら、熊野権現の加護を実感できる場所であった王子を紹介していきます(^^)/。各王子の画像をクリックすると大きくなるよ(^^)/
三鍋王子
万呂王子
不寝王子
大門王子
十丈王子
大坂本王子
比曽原王子
継桜王子
中の川王子
小広王子
熊瀬王子
岩神王子
湯川王子
猪鼻王子
発心門王子
水呑王子
伏拝王子
祓戸王子
湯ノ峰王子
浜王子
佐野王子
浜の宮王子
芳養王子
 和歌山方面から国道42号線を下り、芳養川を越えたところで右に曲がるとすぐに芳養王子があります。

 この王子は天仁二年(1109)十月、熊野参詣をした藤原宗忠の日記『中右記』に、「早(芳養)の海浜に出て河を越え、早王子に参った」と記されています。

  建仁元年(1201)十月の藤原定家の熊野御幸記には、「ハヤ王子」とあります。これ以後、当地方の産土神として敬神を集め、明治四年の神仏合祀により現在の大神社と合祀され今日に到っています。

 また海岸近くのせいか、社の柱には鯛が彫り込まれています。

Copyright(C)2002-2004
YAMAGUCHI FARMAll rights reserved.
Reproduction in any form prohibited.
〒 和歌山県西牟婁郡上富田町岡 1369-6 tel/fax 0739-47-3984
梅の山口農園  山口明宏 お問い合わせ info@yamaguchi-farm.com