熊野詣の道 
熊野の大自然
熊野の神髄
 熊野に参詣するためには、出発前数日間の精進屋に入っての潔斎、出発後は路次の祓、沿道の王子に奉幣することなどいくつかの宗教的作法が義務づけられていました。なかでも熊野詣に特有なのが、各王子への奉幣です。俗に九十九王子といわれ、その社は時代とともに栄枯盛衰を繰り返してきました。また「梁塵秘抄」によれば、王子とは熊野権現の分身だと記されています。人々が難路を歩みながら、熊野権現の加護を実感できる場所であった王子を紹介していきます(^^)/。各王子の画像をクリックすると大きくなるよ(^^)/
三鍋王子
万呂王子
不寝王子
大門王子
十丈王子
大坂本王子
比曽原王子
継桜王子
中の川王子
小広王子
熊瀬王子
岩神王子
湯川王子
猪鼻王子
発心門王子
水呑王子
伏拝王子
祓戸王子
湯ノ峰王子
浜王子
佐野王子
浜の宮王子
千里王子
眼前に広がる千里が浜は、「枕草子」、「伊勢物語」、「大鏡」、「保元物語」など、多くの文学作品に登場します。
 「大鏡」には、花山法皇が熊野参詣の途中、千里が浜で病気になり、海岸の石を枕にしてお寝みになったとあります。

 また、藤原定家が近露王子で行われた歌会で「くもきゆる ちさとのはまの 月かげは 空に時雨れて 降らぬ白雪」という千里が浜にちなんだ歌を詠んでいます。

 千里王子は室町時代に「貝の王子」と呼ばれたようで、応永三十四年(1427)、足利義満の側室・北野殿の産気の際には、浜辺で拾った貝を王子社に奉納しています。

 実はここ、サハラマラソンの砂漠対策としてこの砂浜で練習しました。

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