四日目は帰ってきたのが夜の九時、約12時間は、サハラをうろついたことになる。
  レース中は一応、傷の手当てをしてくれるメディカルテントが設けられていてそこに毎日大勢の人が並んでいる。僕は絶対、メディカルには頼らないぞ。と思っていたが、ついに四日目のレースでダウン。テープをもらいにいきました。

  僕の足はまだましなほうで、足の裏の皮が全部はがれて血まみれになっている人、つめがはがれている人、日焼けで血が出てる人見てるほうが痛くなるような人がいっぱいいた。

 これが毎日のゴール、毎日このゴールに帰ってくる。スタートと同時にスタッフ(主にベルベル人)が先回りしてテントを立てている。

向うに見えるのは木か、それとも人か?このときまだゴールしていない人は相当数いた。

寄せ書きしてもらった旗

この日は、昨日、一日で帰ってきた人にとっては休養日になるのだが、めちゃめちゃ風が強くて休養どころではなかった