田舎は住みやすい。
まだ三十路を数秒過ぎただけなのに、つくづくそう思う。
理由はいろいろある。
まず、物価が安い。飯が安い(野菜とかいろいろもらえる)。時間がゆっくり流れる(さっかちな僕でさえもそう思う)。静かである(作業場は、風の音と鳥と虫の声しかしない)などなど。
そういえば最近、非常に近しい3人から立て続けに「丸くなった」と言われた。昔の自分はもういない。だから一概に比較はできないが、自分でもなんとなくそう思う。丸くなっかたら、なおさら住みやすく感じるようになったのかもしれない。
話は変わって、昔、何気なくテレビを見てたら、森の写真と都会の写真を見せて脳機能を測ると、森を見た人のほうが気分が良かったというデータが紹介されていた。写真でも聞くんだから、実際はもっと聞くんだろうなと田舎に住む身としてその時は強くそう感じたのを思い出した。
「ここには、こういう綺麗な場所が無数にあるんだから、そりゃあ気分もよくなるはずだよ。」と、昔聞いたテレビの一幕を思い出しながら、今日は銀杏を撮っていた。
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