サハラマラソンとは

世界一過酷なマラソンといわれるサハラマラソン。
毎年ラマダン明けの三月下旬から四月上旬の間の一週間行われる。

 北アフリカのモロッコで開催され2000年第15回大会は世界中から750人、
日本からは30人がエントリーした。

 このサハラマラソンは、レース中の七日間に必要な、衣、食、住のすべてを担いで走らなければならない。水だけは大会本部から支給されるが自給自足のため荷物の重さは平均約10kgにもなる。

 一日の走行距離は約20km〜80kmのステージで合計230kmだが、途中約10kmおきにあるチェックポイントを通過しなければならない。そして、夜は遊牧民が使用しているテントで参加者全員がキャンプをしながらゴールを目指す。コースは初出場でも不利にならないように毎年スタート前日にロードブックが渡される。そのため自らコースを見つけながら走らなければいけない。

 昼の気温は軽く40℃を越え、夜は10℃まで下がる砂漠の過酷な気象条件の中、ゴールを目指し、順位は一週間のトータル時間で決まる