サハラ最終日、距離も18.5kmと短いのでかなりいい感じでいけると思っていた
だが、食料を捨てたため前日から何も食べていなかったこともあり予想以上に苦戦した。
サハラ砂漠最後の日。夜明け前
 最終日のレースは、民家の間を縫っていくようなコースがあり、道路わきには大人子供がみんな連なって応援してくれていた。

 砂漠では貴重な水を選手にかけてきて。途中までは手を振りながら答えていたが次第に疲れてきた。

 ゴール前は、アスファルトが出てくると聞いてたのに、そんな気配すらなかった。いつのまにかゴールというで慌ててペースをあげた。
 越智さん、首に掛けているのは、完走メダル
 ゴール後に貰ったT−シャツに着替えて一枚。隣で座っていた外人が食べていたポテトチップスがめちゃくちゃうまそうだった。それだけ塩分が不足していた。
 ゴール後、余韻に浸るまもなくすぐにバスでサハラを後にしホテルに向かった。帰りはグランドキャニオンのようなところを猛スピードで飛ばす運転手には参った。たまに対向車が来るのだがチキンレースになり全くよけようとしない。僕は一番前に座っていたのだが一度「バキィ」という音がしたかと思うと対向車と接触しサイドミラーが谷底に飛んでいった。